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初めての自動車保険の相場はいくら?年代・車種・車両保険別に解説

スマートフォンで見積もりを確認する男性と青い車のイラスト。普通車、小型車、軽自動車の平均年間保険料の目安と、年齢条件・等級・車両保険・使用目的という保険料に影響する4つの要素を並べた図解。

初めての自動車保険で最初に知りたいのは「結局いくらかかるのか」です。ただし自動車保険の保険料は、車種、年齢、等級、補償内容、住んでいる地域などの組み合わせで決まるため、ひとつの金額を示すことはできません。

この記事では、公的統計で確認できる平均額を出発点にして、初めての契約がそこからどの方向へ、どのくらい動くのかを整理します。

この記事の結論

  • 契約全体の平均は、1台あたり年間で自家用乗用車(普通)が約75,300円、同(小型)が約55,400円、軽四輪乗用車が約51,100円です(2024年度統計から算出)。
  • ただしこの平均には20等級・高年齢の契約も含まれます。初めての契約は6等級スタートで年齢条件も不利なため、平均より高くなるのが一般的です。
  • 金額を左右するのは、等級・年齢条件・車両保険の有無とタイプ・使用目的・型式です。とくに車両保険の有無年齢条件の影響が大きくなります。
  • 「自分の相場」は、条件をそろえて複数社の見積もりを取ることでしか出せません。この記事では条件メモの形を用意しています。
目次

自動車保険の相場はまず全体平均から押さえる

損害保険料率算出機構の「2025年度 自動車保険の概況」(2024年度統計)には、用途・車種別の契約台数と収入保険料が掲載されています。ここから1台あたりの年間保険料を計算すると、次のようになります。

用途・車種1台あたり年間保険料月あたり換算
自家用乗用車(普通)約75,300円約6,300円
自家用乗用車(小型)約55,400円約4,600円
軽四輪乗用車約51,100円約4,300円
全用途・車種の合計約59,500円約5,000円

これは同機構が公表している契約台数と保険料から当サイトで割り算した数値です。補償種目の合計であり、車両保険を付けている契約も付けていない契約も、20等級の契約も6等級の契約も混ざった平均であることに注意してください。

初めての自動車保険が相場の平均より高くなる3つの理由

理由1:等級が6等級スタートだから

自動車保険には1~20等級のノンフリート等級別料率制度があり、初めての契約は原則6等級(S)から始まります。たとえばあいおいニッセイ同和損保の商品では、6等級(S)は3%の割増、条件を満たして7等級(S)になった場合は38%の割引です(割増引率は保険会社や商品によって異なります)。長く無事故で続けている契約者と比べると、スタート地点が大きく違います。

等級の仕組みと、初年度から7等級で始められる条件は初めての自動車保険は何等級から?6等級と7等級スタートの違いで詳しく解説しています。

理由2:年齢条件が不利な区分になるから

年齢条件は「全年齢補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」「30歳以上補償」などに区分され、年齢が高い区分ほど保険料は下がります。18歳~20歳の運転者を補償対象にするには全年齢補償が必要になり、この区分がもっとも高くなります。

実際の契約構成を見ても、全年齢補償の割合はごく少数です。「2025年度 自動車保険の概況」(2024年度の新契約、対人賠償ベース)では次のようになっています。

年齢条件自家用乗用車軽四輪乗用車
年齢を問わず補償1.6%2.7%
21歳以上補償5.7%7.4%
26歳以上補償19.0%16.4%
30歳以上補償11.2%9.0%
その他(35歳以上補償など)62.6%64.5%

全体の6割以上が35歳以上補償などの区分で契約しています。平均額はこの層に強く引っ張られているため、「平均=自分の相場」とは言えないわけです。

理由3:新しい車で車両保険を付けることが多いから

車両保険は保険料への影響がもっとも大きい補償です。「2025年度 自動車保険の概況」(2025年3月末時点)の普及率は、自家用普通乗用車で64.3%、自家用小型乗用車で52.9%、軽四輪乗用車で49.6%でした。新車で購入した場合やローンが残る場合は付けることが多く、その分だけ保険料は上がります。

自動車保険の相場を動かす10の要素

要素保険料への影響
等級大。6等級スタートは不利
年齢条件大。全年齢補償がもっとも高い
車両保険の有無・タイプ大。付けるかどうかで大きく変わる
型式別料率クラス中。同じ車種でも型式で異なる
運転者限定中。範囲を狭めるほど下がる
使用目的中。日常・レジャー<通勤通学<業務
年間走行距離中。短いほど下がる商品が多い
免許証の色小~中。ゴールド免許は割引対象になることが多い
免責金額小~中。自己負担を増やすと下がる
地域・支払い方法小~中。会社ごとに扱いが異なる

損害保険料率算出機構は、型式別料率クラスについて「自動車検査証に記載されている型式ごとに、区分を設けています」と説明しています。同じ「普通車」でも、車名や型式が違えば保険料は変わります。「軽自動車だから安い」と決めつけず、実際の型式で見積もることが大切です。

自分の相場を出すための条件メモ

当サイトでは、実際に取得していない見積もり額は掲載しません。金額を知る唯一の方法は、条件をそろえて各社の見積もりを取ることです。次の項目を先にメモしておくと、複数社の見積もりが同じ土俵にそろい、比較できるようになります。

  • 見積もり取得日
  • 記名被保険者の生年月日と免許証の色
  • 使用目的(業務/通勤・通学/日常・レジャー)と年間走行距離
  • 車種・型式・初度登録年月
  • 等級(初めてなら6等級、条件を満たすなら7等級)
  • 運転者の範囲と年齢条件
  • 対人・対物の保険金額、人身傷害の保険金額
  • 車両保険の有無・タイプ・車両保険金額・免責金額
  • 支払い方法(月払い/年払い)、居住地域、補償開始日

補償の中身をどう決めるかは自動車保険の補償内容はどう選ぶ?初心者向け必要・不要の判断基準を、見積もりに必要な書類は初めての自動車保険に必要なものは?書類・情報チェックリストを参照してください。

見積もりが相場より高く出たときに見直す順番

見積もりが想定より高かった場合、いきなり対人・対物を下げるのではなく、次の順番で見直します。

  1. 年齢条件と運転者限定が実態より広すぎないか
  2. 使用目的と年間走行距離が実態より大きくなっていないか
  3. セカンドカー割引(7等級スタート)の申告漏れがないか。同居の家族が11等級以上の契約を持っていれば、初めての契約でも対象になります
  4. 車両保険のタイプと免責金額を調整できないか
  5. 不要な特約が付いていないか

それぞれの手順は初めての自動車保険を安くする方法10選|削ってはいけない補償も解説にまとめています。

まとめ

  • 公的統計の平均は自家用乗用車(普通)で年間約75,300円、軽四輪乗用車で約51,100円
  • 初めての契約は6等級・不利な年齢条件・車両保険ありになりやすく、平均より高く出る
  • 相場は確定価格ではなく条件付きの目安。条件メモをそろえてから見積もりを取る
  • 高いときは、賠償の保険金額より先に契約条件と車両保険の設定を見直す

契約までの全体像は自動車保険が初めての人へ|選び方・相場・入り方を7ステップで解説で確認できます。

公式情報の確認日と参照先

本記事の数値は2026年8月5日に以下の公式情報で確認しました。平均額は公表されている契約台数と保険料から当サイトが算出したもので、個別の契約に適用される保険料を示すものではありません。保険料や割引率は保険会社・商品によって異なり、改定されることがあります。

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